営業の仕事

更新日: 2024年7月19日

営業はどんな仕事？

営業職は、会社の利益を得るために、顧客に商品やサービスを提供（契約）する仕事です。
顧客と契約を結ぶには、提供する商品・サービスで、顧客の要望に応えることができるか、必要な情報を提供できるか、かかえる課題を解決できるか、などが大切です。

営業は、顧客や業種・業界、手法などにより、様々な種類があります。未経験の方におすすめの業種もあります。経験や年齢などを問わずに活躍できる職種です。

営業の種類と仕事内容

新規営業

新規営業は、新規の顧客を開拓する営業です。
アポなしで訪問する飛び込み営業や、電話で商談の設定を行うテレアポ営業など、アウトバウンド（プッシュ）型が多く知られています。
最近は、顧客から直接問合せをもらうインバウンド（プル）型の営業を行う企業が増えてきています。

既存営業（ルート営業）

既に契約のある既存顧客への営業です。
契約しているサービスの利用継続や、単価アップ交渉、利用部署拡大のための活動などを行います。
既存顧客との絆を深め、より良好な関係を築くことがとても大切です。
定期的に顧客を巡回・訪問することをルート営業ともいわれます。

ラウンダー

ラウンダーは、契約している販売店舗を巡回し、売場作りや商品の提案を行います。
例えば、担当エリアを1日に数店舗回り、店舗の方へ自社製品の売場拡大を交渉したり、新商品の紹介、カタログの差し替え・補充などを行います。

法人営業

法人営業は、企業を顧客とする営業です。Business to Business」を略して、BtoB営業とも呼ばれます。
企業を相手にするため、個人営業に比べるとアポイントを取りやすい傾向があり、未経験の方におすすめの営業です。
個人向けの営業と比べ、高単価商材を扱うことが多いですが、研修が充実していることも多いので安心です。また、インセンティブによる成果還元などの特徴があります。

個人営業

個人営業は、法人相手ではなく、個人を顧客とする営業です。「Business to Consumer」を略して、BtoC営業とも呼ばれます。
集合住宅ポストなどへのチラシ投函や、リストを元にした電話営業など、飛び込み訪問といわれる方法が多い営業です。
顧客数が多く、契約や購買を決める人数が少ないため、営業活動がそのまま成果に直結しするため、顧客から直接感謝の言葉をもらえることが多く、達成感を感じやすいかもしれません。

インサイドセールス

インサイドセールスは、注目が高まってる営業です。
購買見込みのある顧客（リード）に対して、電話やメール、WEB会議ツールなどを活用して非対面で行う営業です。
顧客へヒアリングし、課題を顕在化し購買へ導くリードナーチャリング（見込み顧客の育成）を行います。
問い合わせのあった企業担当者へ、迅速にアプローチをするなどスピード感が必要な業務を行う一方、顧客情報の整理・分析、コンタクトの記録など顧客データの管理を行うこともあります。

あなたも営業にむいている？

どの種類の営業も必要な基本スキルは同じです。
お客様の話を聴いて、発信された様々な情報から、現状の課題と解決に必要なものを理解する力と、お客様がほんとうに必要なものを、お客様が正しく認識できるように、わかりやすく正確に伝える力です。
主なスキルにすると下記の５つです。
・ヒアリング力
・コミュニケーション力
・情報収集力
・情報分析力
・課題発見力

『人と話すのが苦手だから営業に向いてない』
⇒話すことが苦手でカッコイイことが言えなくても、人の話を聴くことが好きな人は実は営業に向いていることがあります。

『センスのいいプレゼン資料の作成は苦手だから営業に向いていない』
⇒お客様やインターネットなどから様々な情報を収集して、比較表などにまとめることが得意な人は実は営業に向いていることがあります。

『方向音痴で知らない場所に出かけるのが苦手だから営業に向いてない』
⇒営業方法は、訪問営業だけではなく電話やオンラインでの商談も増えています。自分にあったスタイルを見つけることができるかもしれません。

先入観やイメージで決めつけず、あなたも営業の仕事を考えてみてはいかがでしょうか？